【ガーデンビーチ閉鎖へ】役所の「屋外プールは時代に合わない」が気になる
こんにちは。
今日は富士見市の話題から。
過去のブログでも取り上げましたが、富士見市の市民プールであるガーデンビーチが今年度で閉鎖されます。
去年も今年もコロナで営業を断念しているので、実質一昨年で営業終了と。
市外からもたくさんの人が訪れる夏季限定の屋外プールで、公営のため小学生の入場料は100円と激安。
私も小、中と夏休みは毎年のように通っていました。
そして大学生時代はアルバイト先の外販営業でガーデンビーチに毎夏お邪魔していたので、親近感がすごい。
率直に、残念です。
閉鎖の主な理由は、施設の老朽化による修理費が高いこと、そして屋外プールであるために年間40日ほどの営業に対して維持費が高すぎることなどだとか。
ガーデンビーチを利用している小学生は市内で6-7割と、人気が高い施設だったので何度も検討が行われ、市民向けの説明会なども何度も行われました。
会議録など公開されているものの多くに目を通しましたが、まあ仕方ないのかなという印象。
前置きが長くなりました。
書きたいのはここから。
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会議録の中で、「屋外プールは時代にあっていない」という市の発言がありました。
どういう意図で言ったのかは完全にはわかりませんが、これがどうしてもひっかかる。
1つ考察として。
今の子どもたちは、夏は酷暑だし家にこもってテレビゲームでもしているだろうという考えなのだとしたら危ない。
今の子どもたちが外で遊ばなくなってきているのはデジタル化の発達もありますが、その他の大きな理由の一つに公園の減少、公園はあってもボール遊びは危険だから禁止とか公園でできることの縮小など、夏はそれがプールにおきかえられると思いますが、大人がその環境を奪っているというのもあると思います。
自治体を経営する上で市民から預かった税金を投資して赤字を垂れ流すということがよくないことというのはもちろんですが、目先の損得のことだけしか考えていないと、子どもが外で遊ぶ環境がなくなって、子育てがしにくい社会とか、子どもの体力低下とかが叫ばれるということも明白。
やっぱり私は個人の意見としては、もっと将来世代への投資をすべきということ。
お金がないならそれを捻出する努力をしなければいけないですし。
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その他の考察として。
少子高齢化社会の今、夏季限定営業の屋外プールはどうしても赤字になってしまうという意味で言ったならギリわかる。
しかし、夏季限定営業の屋外プールが時代に合わないと思うのであれば、運営方法の改善を検討すべきだった。
少子高齢化なんて今に始まった事ではないですし、もっと前から予想して対策できたでしょうと思ってしまいます。
西武園ゆうえんちでは夏季以外はプールを釣り堀として使っているという例もあるよう。
これも提案されたそうですが、却下された納得できる理由もありません。
ガーデンビーチが時代に合わなかったのではなく、ガーデンビーチを時代に合わせて運営できなかったというのが正しいかと。
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まあどちらにしろ、ガーデンビーチの廃止は決定しているので今後の跡地の活用、そして学校プールの開放などプールで遊べる場所を提供するか、するならどういう形にするのか、といったところが論点になってきます。
今年度で閉鎖が決定されているのにもかかわらず、跡地の活用方法に関してはほとんど議論が進んでないそうです。
売却は考えていないという市役所の意見だそうですから、市としてどう運営していくかということ。
今年度の夏で閉鎖されるのにまだ議論すら始まってすらいないというスピード感のなさにはびっくり。
市は、市民に意見を聞いて進めていくと言っているとか。早く聞いたらいいのに。
パークなど遊び場を作るのであれば、子どもたちはあっという間に成長しますからなるはやで。
個人的には、アーバンスポーツパークなるものを作ってほしい。
五輪スケートボードで日本人の若手が素晴らしい成績を残しました。
富士見市にはBMXの有望な選手もいます。
そういう流行りに乗るのはスピード勝負。
あんまり期待できないけど、何かあれば意見投げたりしたいと思います。
長くなった。。この辺で。
津田ふみや