【津田的国会①】異次元の少子化対策って?
こんにちは。
お久しぶりです。
令和5年の通常国会が閉会しました。
衆議院議員秘書として臨んだ2度目の通常国会。
今国会は思うところがありすぎたので、自分の思考整理のためにも特に話題に上がった5つのテーマについて書きます。
毎日忙しくて政治のニュースなんてチェックする暇なんてないぞって方にもなるべくわかりやすく書けるように頑張るのでよかったら5テーマ読んでやってください。
こういう類はだいたい5個目に向かって適当になっていくので、先に保険かけておきます。
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1つ目のテーマは
「異次元の少子化対策」
静かなる有事とも表現される日本国内における少子化。出生数は80万人を割り、これは40年前の約半分の値です。
そして今の時点ではこの出生数は増える見込みはないと言っても過言ではないでしょう。
少子化は未来の国の担い手が減るわけなので言うまでもなく、経済的にも、社会的にもほぼマイナスしかありません。
2030年までのまさに今が、少子化好転のラストチャンスと言われています。
そこで今年の冒頭に岸田総理が大々的に打ち出したのが、この「異次元の少子化対策」です。
中身はこちらがまとまっているので参考までに読んでいただけたらと思います。
【速報】政府「異次元の少子化対策」の中身を決定 今後3年で取り組む具体策「加速化プラン」はコレ!!(日テレNEWS)
概ね、子育て世代にとってはありがたい内容になっているかと思いますが、目新しい抜本的な取り組みがあるかと言われたらそうでもなく、今ある仕組みの微修正がほとんどだという印象です。
さらに言えば、これは少子化対策というよりは子育て支援策。子育て世代にお金を使わないよりは全然マシですが、これで少子化が好転する!という希望を持てる人はごくわずかでしょう。
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これらを実行するには莫大な財源が必要になりますが、この財源論が異次元にズレていると感じるのです。
実はこの財源を、社会保険料の値上げでまかなうという話が出ています。
マジ呆れます。
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ちょっとだけ話を逸らしますが、
そもそも少子化の1番の要因は、婚姻数の低下だと言われています。
約50年前は年間に80万組ほどの夫婦が結婚していたのが、昨年は約50万組。
夫婦が生涯にもうける子どもの数は実は50年前くらいからさほど変わっておらず、微減と言えるレベルですのでもっとも、婚姻数の低下が少子化の1番の原因と言えるでしょう。
多様な価値観が混在するこの時代に、結婚をしない、子どもをもうけないなどの選択をするのは個人の自由だということは理解をしています。
しかし、社会的・経済的な理由で結婚や出産に踏み切れないという若者がいる状況があるならば、少子化を好転させることは確実に無理です。そんな社会に明るい未来はない。
だから若い人の手取りを増やすためにどういうことが必要なのか、、となってくるんですが
話を戻します。
こんな状況の中で、働く現役世代に負担を押し付ける形で社会保障費を財源にするとか、全く意味がないどころかむしろ若い世代の手取りが減って結婚や出産を諦める人がさらに出てくることだって予想されます。異次元で感覚がズレている。
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少子化は国民全員で解決のために力を尽くすべき、という考え方はある程度理解できます。しかし、安易に国民に負担を押し付けるのは特に与党政治家の怠慢だとしか言いようがありません。
私も野党第二党の代議士秘書として多少の責任は感じますが、私たちは一貫して訴えてきたつもりです。
財源を生み出すには徹底的な歳出改革が筋です、と。
今の行政には無駄な歳出、時代に合わなくなった税金の使い方が山ほど残っています。
こういうところを徹底的に改善してお金を生み出して、もう無駄が一つもないところまでいったら、初めて国民に負担をお願いするというように筋を通さなければ、国民はいつまで経っても政治を信用してくれないと思っています。
早く岸田総理には俺たちと同じ次元に戻ってきてもらいたいっす。
防衛増税、LGBT法案、入管法改正、マイナンバー(順不同)と書いていく予定です。
また読みに来てください
津田ふみや