【津田的国会②】防衛費増額のための増税

こんにちは。

 

津田的国会シリーズ1本目、たくさん反応をいただいて嬉しかったです。

ぜひぜひ感想やご意見待ってます!!

 

2つ目のテーマは

「防衛費の増額」

 

最初から話が逸れます。

私は政治はバランスと決断力だと思っています。

さまざまな考え方、価値観が認められていくこの時代に1億人以上の日本国民が全員同じ意見を持つことはまずないです。

時に意見が51:49で割れることもあります。多数派も少数派も同じ社会に生きているのだから、多数派だけ見ればいいのではなくて、少数派の意見もくみ取ってバランスを取る必要があります。

しかし政治は、国民の生命と財産を守るため、より多くの方が豊かに暮らせるように最後には決断をしなければいけないのです。

 

話を戻して。

今、島国ニッポンを取り巻く国際情勢は非常に厳しいものがあります。

防衛費の話になると「戦争」と結び付けて考えられますが、戦争なんてしないのが一番です。そのために戦後75年以上日本は外交を頑張ってきたし、これからも世界平和のために丁寧に外交には力を入れていただきたいと思います。

 

しかし、隣国中国の軍事行動は現実的な脅威です。いわゆる台湾有事も向こう数年で起こるのではないかと言われています。

毎週のように一方的にミサイルを撃ち込んでくる北朝鮮。これも当たり前になってきているのが本当に恐ろしい。

今まさにウクライナに戦争を仕掛けているロシアの隣国でもあります。

 

ウクライナ戦争では、まず自分たちの国を自分たちで守ろうとしなければ国際社会は本気で助けてくれないという教訓もありました。

 

こういった厳しい環境に置かれている日本にとって今防衛力の強化は避けて通れないと思います。

防衛費を増額することが抑止力につながるはずです。弱い国(防衛費の少ない国)のほうが攻めやすいのは誰でもわかります。

 

 

「唯一の被爆国日本が防衛費を増額なんてけしからん」という意見もしばしば聞かれます。

しかし「国民の生命と財産を守る」ためには必要な決断だと思います。

戦争が起こらないように、いざとなったときに国際社会が助けてくれるように、外交をより強化していくことも併せて期待したいところです。

 

ここでまたまた財源の話になるわけですが、この増額分の一部を増税でまかなうことが決まりました。

ざっくりとですが、27年度からは4兆円の上乗せが必要で、そのうち3兆円は歳出改革によってまかない、残り1兆円は増税するということです。

3兆円は歳出改革で生み出せて残り1兆円が無理だという根拠はないですし、また安易に国民に負担を押し付けようとするその魂胆に辟易します。

国民の税金を何だと思っているのか。打ち出の小槌ではない。

繰り返しですが政治家がやれる最後の最後まで頑張って、最後の最後に国民に負担をお願いするのが筋です。

 

ちなみにこの増税の実施は結局1年先送りになりました。

 

小手先の微修正、先送りでは明るい日本の未来はないと思います。

 

 

津田ふみや