【津田的国会③】LGBT法案が成立
こんにちは。
連日の暑さにやられっぱなしでガチしんどいっす。
少し空いてしまいましたが第3弾は
LGBT理解増進法案について
そもそもLGBTQとは。
もうすっかり馴染んできたワードですが、改めて整理を。
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今国会で成立したLGBT法案とは。
ざっくりいうとLGBTQ当事者の皆さん含めてすべての国民が安心して暮らせるように作られた理念法。罰則等はないため、何かを拘束したりするものではありません。
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散々騒がれたLGBT理解増進法案、問題点はいくつかある中、個人的に一番注目を集めたと思うポイントは浴場やトイレの利用やスポーツ大会において法律の悪用をされて特に女性や子供の安全が脅かされてしまうのではないかという点です。
「性自認」という言葉を悪用して男性が自分は女であると自称して女性浴室やトイレに入ったり、女性としてスポーツ大会にエントリーできてしまうのではないかと不安が広がりました。
これに関しては厚生労働省が公衆浴場利用に関して、男女別は身体的特徴による判断をという通知を出したようにこれまで通り浴場利用に関して何かが変わるということはありません。もちろん男性が女性の浴室やトイレに入ったら犯罪で、捕まります。
スポーツ大会についても同じで、身体的特徴による男女の判断がされることになります。
この点を丁寧に国民に周知をしないと、女性や子どもの安全が脅かされるということで一部の方から法案自体に反対意見がありました。
今回成立した条文には与党案や立憲共産案にはなかった「性的指向又はジェンダーアイデンティティにかかわらず、全ての国民が安心して生活することができることとなるよう、留意するものとする」という文言が入りました。
一定程度この法律の悪用の抑止力になるのではないかと思います。
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こんなに言っておいてですが、個人的にはLGBT法案は拙速だと思っています。
もちろんLGBTQ当事者の皆さんが不当な差別を受けず、すべての国民が安心して笑顔で暮らせる社会を実現すべきだと思ってます。
この法案を国会終盤に強行突破させた背景にはアメリカをはじめG7各国からの圧があったとも言われています。G7諸国の中で日本だけ唯一LGBTへの差別を禁止する法案がないと言われますが、そもそも他国とは状況が違うわけです。
その国ごとのタイミング、やり方があると思っています。もとより、日本は性的多様性に寛容な国であったと言われています。
そしてLGBT理解の法整備を急いだ欧米では様々な問題が起こっています。
例えば先程出した浴場、スポーツ大会の問題も海外では現実で起こっている問題です。
また行き過ぎたLGBT理解の教育によって弊害が出ている現実もあります。
「性自認」の行き過ぎた尊重による弊害が露呈し始めている。特に性観念が不安定な子供たちへの対応だ。
中略
英国で性転換手術をした子供は2009年には77人だったが、19年には2590人にまで急増してしまった。英国唯一の児童ジェンダー医療機関が今春閉鎖され、ホルモン治療・外科手術などを中止したという。
個人の尊厳に関わる重要な問題ですから、G7の中でLGBT対策「後進国」だからこそ、こういった事象をしっかり見極めて丁寧に議論して決めるべきだ、という考えで「拙速だ」という意見に至っています。
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余談ですが、LGBT法案がまさに審議された内閣委員会をその場で見ていました。
与党案・維新国民案・立憲共産案とほとんど内容も変わらない、ちょっと言い回しが違うくらいの3つの法案が同時に審議されている状況は異様でした。
この話はいろんな切り口から一生話が止まらないと思うので一旦この辺にしておきます。
あと2個!既に予定よりだいぶ遅れていますが書き上げます!
①②をまだ読んでいない方はぜひ読んでみてください!!
津田ふみや