【コロナ】次女がコロナになった、とある家族の話。#4

次女がコロナになった、とある家族の話。#4

 

 

父(51歳) 母(49歳) 長男(23歳) 長女(19歳) 次女(19歳) 三女(15歳)

 

以上のとある6人家族で、次女がコロナに感染したお話。

 

この家族のコロナへの意識はまあ人並み。

マスクはもちろんつけているし、

割とまめに手指のアルコール消毒もするし、

外から帰ってきたらしっかりと手も洗う。

人数が多い食事の席に出向くことは多いものの、

それなりの感染対策をした上、もう仕方ない状況でもある。

 

#1、#2、#3をまだ読んでいない方はぜひそちらから。

 

#1 https://mimi238-blog.com/corona1/

#2 https://mimi238-blog.com/corona2/

#3 https://mimi238-blog.com/corona3/

 

 

 

結局保健所からの経過観察の連絡は1回も来なかった。

 

 

毎日家に家族がいる生活。

今までこんな毎日を体験したことがない。

いつも誰かしら学校、バイト、遊び、仕事などに行っていて、

1日中家族で家で過ごすなんて何年ぶりだろうか。

まあ、長女と次女はいないのだが。それでも久々だ。

 

 

この家族は普段は非常に仲が良く、明るい家族だ。

気の強い母に、良くも悪くも協調性のある父。

いつもは一方的に母がイライラしていることが多く、

父はすぐに折れるので喧嘩にはなっていないが、

この期間は両親の中がみるみる悪くなっているように見えた。

フラストレーションのたまり方が家族全員著しい。

 

いつもは家にいないことで距離感を保てているからだろうか。

普段は何気なく聞いている父の話が、うざく感じる子どもたち。

父がかわいそうに見えてくる。

 

 

そんなストレスフルな毎日だが、毎晩父と長男で酒を飲んで乗り切った。

料理好きな父と長男で毎日の食事を作り、酒を飲んだ。

 

 

 

 

ほどなくして、先に隔離入院した次女が帰ってくることになった。

想像よりも早かった。隔離されてからちょうど1週間。

もう検査で陰性の結果が出たのだろうか。

 

 

次女が帰ってくる当日、父が病院まで迎えに行った。

 

次女に話を聞くと、入院中に一度も検査を受けていないらしい。

どうやら、コロナが治っても、1か月くらいはPCR検査を受けても陽性の結果が出る可能性が高いのだとか。

だから、陽性が発覚した検査を受けた当日から10日間を隔離期間と設定して、対応しているそうだ。

その10日間を過ぎて体調に異変のなかった次女は、隔離が解け、今後の生活の制限はないらしい。

まだ家族は隔離期間なのに。

 

 

いや、それって治っているのか?

全然理解ができない。

無症状の感染者がホテルに隔離されたりしている中、

一定期間(10日間)だけ隔離されればもう何してもいいって、さっぱりわからない。

「未知のウイルス」なんて、逃げのセリフではないか?

 

 

その2日後、ホテルに隔離されていた長女も帰ってきた。

次女の時と同じオペレーションのようだ。

 

 

次女も長女も、もう何も制限をされておらず、アルバイトもしてよいらしい。

しかしアルバイト先には検査で陰性の結果が出ないと出勤させられないと言われたようだ。

保健所からは許可が出ているのに、もしまたPCR検査を受けるとなれば3万円。もちろん自腹だろう。

保健所は「コロナに対する認識が変わってきているから大丈夫」というらしい。

保健所の中でその認識が変わっていても、社会に浸透していなければ意味がない。

 

 

 

それにしても、コロナが治ってから1か月くらいはPCR検査で陽性反応が出るという話は引っかかる。

それってコロナ患者ではないのか?

1か月前にコロナになった人に陽性反応が出ても隔離されるよな?

 

 

 

社会に放たれた感染者よりもその濃厚接触者は、

さらに長い間、隔離を要請されるのは納得がいかない。

最後の接触から2週間は発症の可能性があるというのは最初は理解ができたが、

無症状の陽性者を社会に放っている今、その必要があるのは高齢者や基礎疾患のある人だけな気がする。

 

仕方なく、あと数日間は家族全員で家で過ごすことになりそうだ。

 

 

 

ここまで実際にあったコロナの患者が出た家族の話をしてきたが、

どう見ても病気に怯えている家族の話ではない。

重症になったらどうしようとか、死んだらどうしようとかは1ミリも思っていない。

 

この話の中でこの家族にマイナスに働いていたことは、全て人が決めたこと。

約束や期日を守ってくれない病院や保健所。全てあいまいな対応の保健所。

保健所のコロナ患者とその家族に対する対応やオペレーションに苦しめられていた。

別にウイルスそのものに苦しめられてなんていない。

 

保健所では上が決めたことをそのまま遂行してるのかもしれないし、

手が回ってなくて決められたことをできていないのかもしれない。

 

保健所の人は毎日毎日頑張っていると思うが、今のままではいけない。

現場の人に負担をかけすぎないように対策を考える。

それを先導して決めていくのが政治家、役人。

 

コロナに勝つなんて夢のまた夢の話。

人間側がしっかりと地盤を固められていなくて勝てるわけがない。

 

 

 

先に書いたように、「未知のウイルス」なんて言葉で片づけたらどれだけ楽だろうか。

私も未知だから仕方ないと思っていた部分があったが、その言葉に甘えていないだろうか?

それなりにデータも集まってきて、科学的に判断をしていくフェーズだろう。

新型コロナウイルスをしっかりと知ることが急務であると感じる。

そして、現場を知ること。

実際に影響を受けたケースを把握すること。

政治家は今回書いたこのような件を何人が知っていただろう?

保健所の職員、コロナ陽性者の家族。

さらに感染拡大し、対策が遅れると、こういうところから経済はさらに壊れていく。

 

表面的な対策で取り繕っていてもすぐに剥がれ落ちていくことを理解するべき。

 

 

 

実際にあった話を書き、コロナの実情を知れました。

これが広がって意識を変える人がいろいろな業界に増えますように。

 

みみ。

日記,時事と政治

Posted by mimi