【どっちがフェア?】アンチドーピング論に見た公職選挙法

こんにちは。

 

今日は1日政治活動でしたが、地域周りからみっちり打ち合わせ、駅頭活動とハードスケジュールでしんどかったです。。

まあそんなこと言ってもやるしかないわけですが。

 

 

今日は、政治をやる人からしたら避けては通れない、公職選挙法について少し。

昨日、れいわ新撰組の山本太郎代表が大阪のミナミでの街頭活動中に、警察に指導される動画が出回っていました。

あれに対しても様々な意見が挙がっていますが、結局は公職選挙法があいまいでわかりづらいことが原因の騒動だと思います。

 

公職選挙法はグレーが多すぎるなんて話も聞いたことがありますが、もう本当にその通りで、わかりづらいのです。

 

素人目線でもわかりやすいグレーな例だと、基本的に候補(予定)者は有権者に対して金品などを渡してはいけないという法律ですが、事務所などを訪問してくれた方にお茶とお茶菓子くらいを出すのは良いとされています。

お茶とおせんべいとかクッキーくらいだと大丈夫らしいのですが、スターバックスのコーヒーを出したり、ショートケーキとかモンブランとかを出したりすると公職選挙法違反の可能性があるそうです。

じゃあパンケーキはどうなのだろうとか、バウムクーヘンはセーフ?とか、グレーですよね。

 

政治活動や選挙活動がやりやすいように、是非政治家の方々にはしっかりと法律で線引きをしてほしいですが、規制すればするほどそれだけいわゆる「脱法」みたいなことをする人が出てきます。

それが今の状態でもあるのでいたちごっこと言われてしまうとそれまでですが。

 

 

そこで、一つ紹介したい考えがあります。

私は大学でスポーツ科学について学んでいて、その中で「アンチドーピング論」という講義を受講していたことがあります。

この講義は2人の先生によって展開されるもので、基本はこの薬はダメとか、ドーピングをしたらこう悪いとか、基本的にドーピングを悪として講義は進んでいくのですが、2人目の先生に代わると、少し変わった考えを紹介されたのです。

 

「いくらルールを作っても脱法行為をする人がいる現状を考えると、もはやドーピングのルールなんていらないんじゃないか」という考えです。

薬ありきで競技をするというジャンルがあってもいいのではないかという考えでした。

 

それが仮に浸透したらもはや人間というよりサイボーグの争いみたいになりそうで、私は基本的に反対ですが、アンフェアなことに対して規制をかけてきたのに、規制をなくすことでフェアにするという考えは面白いなとは思いました。

 

 

これはなんとなく公職選挙法にも応用できる部分があるのかなと感じています。

資金力など、よっぽどアンフェアになるようなことだけは規制をし、他は逆に規制をなくすことによってフェアにしていくのは面白い考えじゃないかと思います。

 

 

ハマっているかは疑問が残りますが、こういうところで話が合致すると、大学の講義も寝ないで聞いていて良かったなとつくづく感じます。

 

 

座って眠れない人でよかった。笑

 

 

みみ。